【ユーザーサポート】Dobot Magician Q&A

最終更新日時:2021年8月11日

[Q1] Magician Studioをインストールしたが、起動しない。

キーワード:Magician, Lite, Studio, Windows, Dobot Scratch, インストール

「管理者権限」で実行する必要があります。インストール後デスクトップ上に出来上がったショートカットアイコンを右クリックして、「プロパティ」―「互換性」のタブを開きます。「管理者としてこのプログラムを実行する」というチェックボックスにチェックを入れ、再度Magician Studioを起動してください。

 

[Q2] インストールしたソフトを起動しようとすると、OpenGLに関するエラーが表示されて、起動できません。例:OpenGL fatal error : The installed OpenGL driver is not able to run OpenGL X.X.

キーワード:Magician, Lite, Studio, Windows, Dobot Scratch, インストール

起動時にOpenGLのエラーメッセージが表示された場合は、WindowsUpdateを行い、パソコンを再起動して、再度プログラムを起動してみてください。
もしも起動しない場合は、「プロパティ」―「互換性」のタブを開き、互換モードでWindiws7を選択して起動するかお試しください。

 

[Q3] Dobot Magicianの本体のLEDが赤くなりアームが動きません。

キーワード:Magician, Lite, 動作

ロボットアームに使われているステッピングモータが脱調しているか、可動域外にあるため動きません。Magician Studioに接続できる状態なら、Connectボタンで接続して、Homeボタンを押してホーミングさせます。Studioと接続ができない場合は本体背面にあるKeyボタンを長押し(3秒くらい)して手を放してください。自動的にホーミングされます。

 

[Q4] Dobot MagicianをRaspberryPiでコントロールすることはできますか?また、サポートされるRaspberryPiの型番は?

キーワード:ラズパイ, Magician, 制御, API, Python

RaspberryPiをDobot Magicianのコントローラとして利用することができますが、専用のAPI関数の実態をRaspberryPiのOSに合わせてコンパイルする必要がございます。GRIPS社では、環境設定済み、サンプルプログラム付きのRaspberryPi3B+, 4を提供しております。お問い合わせください。

 

[Q5] Dobot MagicianをWindows上からPython言語で制御することはできますか?

キーワード:Magician, 制御, API, Windows Python

可能です。この場合、Pythonで使えるDobot専用のAPIモジュールをインポートする必要があります。DOBOT社のウェブサイトのダウンロードセンターからDobotDemo 2.1をダウンロードし、解説書に従って環境設定を行ってください。
GRIPS社では環境設定済み、サンプルプログラム付きのパソコン(Windows10, 64bit/Anaconda3)を取り扱っております。お問い合わせください。
https://www.dobot.cc/downloadcenter/dobot-magician.html?sub_cat=72#sub-download

 

[Q6] DobotMagician / Magician LiteはScratchでプログラミングできますか?

Dobot Scratchというソフトをインストールすることで、Scratchの環境でロボットプログラミングができます。
https://www.dobot.cc/downloadcenter/dobotscratch.html#most-download
GRIPS社では、DobotScratchを使った教材を提供しています。プログラミング未経験者でも操作方法を習得できるような内容です。対象学年は小学校3年生から利用できることを想定しています。

 

[Q7] DobotMagicianのデジタルI/Oピンを外部信号に接続すると、誤動作することがある。

誤動作にはいくつかの原因が考えられます。

1.外部機器とGND線を接続していない。この場合は少なくとも1本は接続する外部機器とGND線を共通に接続してください。
2.外部環境に大容量のモータなどが配置されていて、EMノイズを拾ってしまう。信号線をオシロスコープなどで計測すると外部環境からのスパイク状のノイズを拾ってしまうことがあります。この場合は、ご利用になる信号線にノイズフィルタ回路を挿入する、信号線をシールドする、という方法があります。ノイズフィルタの回路定数は接続する外部機器に依存しますので、外部機器の仕様をご確認の上選定してください。また、配線のシールドについては最も簡便な方法はアルミ箔などで信号線を巻くことで対策できます。この方法をお試しいただき、問題が解消するかご検討ください。解消しない場合は弊社技術サポートまでご連絡ください。

 

 

[Q8] Dobot Magicianに電源を入れてもLEDが点灯せず、接続できません。

ファームウェアを書き込む必要があります。PCとDobot Magicianが接続できない場合は、「Dobot Studio」ではファームウェアを書き込むことができないため「Mcuisp.exe」を使用します。「Dobot Studio」をインストールした先のtools > Mcuispにある「Mcuisp.exe」を実行します。「Serial」にファームウェアを書き込むDobot Magicianを選択します。Open Fileより、DobotStudio > config > firmwareにある「Dobot.hex」を選択します。「Start Isp」よりファームウェアを書き込んでください。

 

[Q9] Magician Studioの言語は変更できますか?

可能です。「Magician Studio」を開き、右上に現在使用中の言語が表示されています。例では、EnglishですのでENをクリックすると変更可能な言語が表示されます。変更したい言語を選択し、「Magician Studio」を再起動することで言語設定を変更してください。

 

[Q10] Magic Boxを電源に接続しPowerボタンを押すとピピ、ピピ、という音が鳴り、鳴りやみません。

「上矢印ボタン」を長押ししてください。音が消えます。その後DobotStudioなどでMagicBoxに接続できるか確認してください。接続ができない場合は、「Q11. Magicboxと接続できません」をご参照ください。

 

[Q11]  MagicBoxと接続できません。

ファームウエアを更新することで問題を回避できます。ただし、うまく更新ができない場合は以下の手順をお試しください。

  1. 一旦MagicBoxの電源をオフにします。
  2. 電源ボタンを押します。再び音が鳴りますので「上矢印ボタン」を長押しします。
  3. 次に、Windowsからエクスプローラで、MagicBox(PYBFLASH)を見つけて右クリックし、「フォーマット」を選択します。表示されるダイアログの「開始」ボタンを押し、フォーマットします(フォーマット中は電源を切らないでください)。

4.再度電源を切り、電源ボタンと「上矢印ボタン」を同時に押します。

5.DobotStudioをインストールしたフォルダの下の「tools-DFU-DfuSeDemo.exe」をダブルクリックしてアプリを起動します。

6.立ち上がったダイアログの左上にある「Available DFU Devices」から、接続されているデバイスを選択します。

7.右下の「Choose」ボタンを押してMagicBox用のファームウェアのファイルを選択します。

8.「Upgrade」ボタンを押してファームウェアの更新をします(電源は切らないでください)。

9.更新が終わったら、「上矢印ボタン」を押します。ピーッという長めの音が鳴ったら、更新の成功です。

10.DobotStudioやDobotBlockでMagicBoxに接続できるか確認してください。

上記作業後も問題が解決しない場合は、弊社技術サポート窓口までお問い合わせください。

 

 

[Q12] Snapmaker Lubanの印刷設定を変更する方法がわかりません。

赤枠の歯車のマークをクリックし、標準品質を選択し、「Copy」をクリックします。A350を利用する例とすると「A350-Normal Quality」という印刷設定データが表示されます。生成された「A350-Normal Quality」を選択し、各印刷設定を変更します。

 

 

[Q13] DobotMagicianをArduinoでコントロールすることはできますか?

ArduinoをDobot Magicianのコントローラとして利用することができますが、Arduinoで使えるDobot専用のライブラリをインポートする必要があります。DOBOT社のウェブサイトのダウンロードセンターからDobotDemo v2.0をダウンロードし、環境作成を行ってください。接続方法は、Dobot Magician背面の「Communication Interface」にあるTX、RX、GNDをArduinoと接続します。

 

[Q14]  magicboxを立ち上げたところ「Draw」にPythonファイルが一つも入っていません。どこからダウンロードすることができますか?

「C:\Program Files\DobotStudio\MagicBoxSystemFile\Draw」にあるファイルを二つmagicboxのDrawフォルダに入れることで解決することができます。Pythonファイルが動作を制御しており、テキストファイルが座標を指定しているので必ず両方移してください。

 

[Q15]Dobot Magicianで赤外線センサの利用方法がわかりません。

Blockly環境を例とすると、”SetPhotoelectricSensor”を用いて赤外線センサを有効にし、バージョンと利用するポートを設定する必要があります。赤外線センサを利用することができるポートは、GP1、GP2、GP4、GP5です。また、赤外線センサの値を取得する”GetPhotelectricSensor”においても利用するポートを選択する必要があります。

 

[Q16] DobotMagicianのHOME座標を変更することはできますか?

変更することはできます。Magician Studio内の”Teaching & Playback”機能を利用します。”+Point”より座標を取得します。取得した座標をキーボード入力で設定したいHOME座標にします。座標を右クリックし、”Set Home”を選択することで変更することができます。変更後は、変更が適応されているか”HOME”を実行し、ご確認ください。

 

 

 

 

 

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