「小型ロボットアームを活用したシステム構築の基礎」と題した技術講習が行われました。

2月18日に岩手県立大学いわてものづくり・ソフトウェア融合テクノロジーセンター(i-MOS) 様主催にて
 「小型ロボットアームを活用したシステム構築の基礎」と題した技術講習が行われ、無事に終了いたしました。
 
 
毎年定期的に行われている講習は、お陰様で今回で3回目となりました。
当日行われた講習の内容は以下の通りでした。
1.Dobot Magicianの基本操作
2.ビジュアルプログラミング
3.センサ、EIOの活用
4.Scriptによるプログラミング
5.Pythonの基礎
6.RaspberryPiによる制御
7.カメラと画像処理の基礎
8.総合課題:模擬生産ラインの構築
 
 
今回の開催は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、実習の現場(岩手県立大学)と弊社をオンラインで結び現地での様子をカメラで撮影しながら進めていくという形態で行われましたが、8名の方にご参加いただき多くの課題をハンズオンで取り組んでいただくことができました。
ご参加いただきました皆様に進行にご協力いただき大きな問題もなく進めることができました。ご協力くださいリありがとうございました。
講習は、ティーチング(教示)による制御などロボットアームの基本機能を学び、エンドエフェクタ利用やセンサ、カメラ、外部システムとの連携を段階を踏みながら実際に機材を駆使して課題に取り組み学んでいくというもので、最終課題はチームを組んで模擬生産ラインを構築するというものでした。限られた時間ではありましたが、教科書では学べない実践的な課題に楽しみながら積極的に取り組んでいただけていたのが印象的でした。
講習後のアンケート結果でも、ご参加いただきました皆様から、講習内容のうち特に模擬生産ラインの構築についてご好評をいただきました。
毎年、ご要望に応じてコンテンツを更新しておりますが、来年も内容を新たにご提案できればと考えております。
アンケートからご希望のあった項目として、AI、IoT/クラウド連携等が多く、来年の講習に取り入れてまいりたいと存じます。
最後に、講習にご参加いただきましたお客様、またご準備に際してご尽力いただきました岩手県立大学の今渕先生、研究室の皆様に感謝いたします。
誠にありがとうございました。
弊社では今後も、生産現場などで新しい技術を取り入れたい技術者、また技術者を目指される方に有益で実践的なコンテンツをご提供してまいります。お気軽にお問合せください。
 
 
【いわてものづくり・ソフトウェア融合テクノロジーセンター】
いわてものづくり・ソフトウェア融合テクノロジーセンターは、岩手県立大学の管理運営のもと、ものづくりとソフトウェアの融合による新たなイノベーションの創出拠点として、地域のものづくり企業が、県立大学などの有する優れたソフトウェア技術を導入・活用して技術力・競争力を高めることにより、ソフトウェアとハードウェアの高度技術を基盤とする岩手初の様々なイノベーションを生み出す高度開発型ものづくり産業集積の形成を目的として平成23年9月に開所されました。
岩手県のものづくり産業の成長戦略として、自動車関連産業や半導体・医療機器関連産業、組込みシステム産業などの産業集積の形成を目指し、「次世代インテリジェンス情報技術」を軸にした研究の推進、ものづくりにおける高度技術者の養成、試作開発の支援の他、産学のマッチングまた、滝沢村IPUイノベーションセンターを含む同イノベーションパークの中核支援拠点としての役割が想定されています。
関連共同研究件数の増加や高度技術者の育成、関連誘致企業数の増加を目指し、取組を強化されているセンターです。