【モニター企画】「Dobot Magician」を試用いただきました。(室蘭工業大学藤平先生)
藤平先生には1年以上前からDobot Magicianをご活用いただいており、藤平先生の研究室に所属する学生の皆様には研究テーマの題材としても活用いただいております。
藤平先生の研究室は中国北京市にて開催されたDOBOT社共催のロボットコンテストに日本代表として出場され、ワールドチャンピオンを獲得しております。
Dobot Magicianを使いこなしている藤平先生に今回色々お聞きしてみました。
■ご協力いただいた方
国立大学法人 室蘭工業大学
もの創造系領域 ロボティクスユニット
藤平 祥孝 先生 および 研究室に所属する学生の皆さま
藤平先生に、「Dobot Magician」を試用いただいた感想をお伺いしました。
——「Dobot Magician」の操作感はいかがでしたか?
「使いやすいと思います。付属ソフトのBlocklyによりちょっとした動作のプログラミングが簡単に行えました。PCやArduinoなど外部制御器との通信がAPIでサポートされ(Python対応)、複数の機器と統合したシステム開発を産業用ロボットに比べて簡単に行えました。小型・安価なので学生さんに自由に触ってもらいやすいです。」
——「Dobot Magician」の機能はいかがでしたか?
「十分な機能を持っていると思います。開発に必要なAPIがPythonやC/C++で提供されており、Arduinoなどから動作させるサンプルもあります。一部ドキュメントに説明不足なところはありますが、普通に使用するには問題ないレベルです。IOの拡張性も高いので、独自の周辺機器との連携なども可能で授業内容に合せてシステムを組みやすいです。」
——Dobot Magicianを教材として採用することは検討されていますか?
「制御、機械の教科で採用が検討できそうです。」
——これまでに導入されたSTEM系教材はありますか?
「Arduino、3Dプリンタを導入しました。」
——教材導入にあたり重要な要素を教えてください。
「電気、プログラミングにおいて使いやすいかを重視しています。その他に、安全性が確保されていることや、価格、先行事例があることも重要です。」
——授業や講義で導入しているプログラミング言語を教えてください。
「Python、C/C++の言語を導入しています。」
——STEM教育関連技術でご興味のあるトピックを教えてください。
「プログラミング言語、AI、IoTの分野に興味があります。」
——実験型教材導入時の障壁について教えてください。
「授業時間内に実施可能で、レポートを書いてもらいやすい実験テーマ(考察の難易度)であるかどうかを意識しています。教室内のインフラが整っているかどうか、価格が見合うかも障壁となります。」
藤平先生、この度は「Dobot Magician」のモニターならびにインタビューにご協力いただきありがとうございました。
■国立大学法人 室蘭工業大学について
北海道室蘭市に位置する、1949年に設置された国立大学。
理工学部と工学部、大学院を設置しており、確かな研究力をベースとした教育力を強みとしております。
なかでも、ロボット教材を導入した教育について積極的に取り組み、学生が自由な発想で課題に取り組めるアクティブラーニングで創造力を育成されています。
また、「ロボットアリーナ」という施設を設置し、ロボット教育、研究、産学連携の場として様々な活動をされています。
室蘭工業大学 ロボットアリーナについて https://www.muroran-it.ac.jp/robot-arena/
■研究室について
もの創造系領域ロボティクスユニット所属・藤平祥孝先生の研究室の皆さまは、昨年、中国北京市にて開催されたDOBOT社共催のロボットコンテストに日本代表として出場され、ワールドチャンピオンを獲得しております。
自動化やロボットシステム開発に関する相談業務など、企業連携にも積極的に取り組まれています。
藤平祥孝先生の研究室について
「WRC2019-Intelligent Manufacturing Challenge Dobot競技会WRC本大会(北京)で本学のチームが優勝」
GRIPSでは、ロボットアーム「Dobot Magician」を試用されたい教育機関の皆さま、法人さまのご要望に応じて様々なご提案をしております。
是非お気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
株式会社GRIPS
DOBOT担当 info [at] grips.co.jp